姿勢と評価
「利口な『卑怯者』と呼ばれるならむしろ、
正直な『愚か者』でありたい」
上杉は自著において「私は自らのミスを器用な方法で取り繕うメディアであるよりも、率直に認めて謝罪するジャーナリストでありたい。なぜなら、利口な『卑怯者』と呼ばれるならむしろ、正直な『愚か者』でありたいと願うからだ」と綴っている。
出典『小泉の勝利 メディアの敗北』(草思社、2006)
「私も信じないで欲しい」
岩井俊二監督の映画「friend after 3.11」において、上杉は「厳しいですけど、タイムズも含めてジャーナリズムの最初の要諦として僕でも習ったのは、自分の不都合な情報を出す勇気と覚悟ですよね。やっぱり自分はこう書いたけど間違えていた、と。でも、出す。それが読者を向いているということなんで。やっぱり自分はどうでもいいんで。そこの情報に対して真摯、であることですよね。自分の肩書きとか、メディアに対して忠誠を誓わないで、真実に対して忠誠を誓うっていう唯一の職業ですから、そこは。(中略)『これからは上杉さんのことを信じることにします』と言われるんですね。止めてください、と、必ず。私も信じないで欲しい、と。それはたまたま合って いたんだけど、またこっちばっかり信じたら、同じことですよ。僕も間違えますし。NHKも、今回は間違っても、合っていることは多数あるわけです。個々の人たちが、情報というのはいっぱいあるのだと、価値観は多様なのだと。そのいろいろな考えのもと、社会は形成されているんだということに気づけば…それが、その作業を何らかの形で手伝うのが、ひとつの、自分のやる仕事かなぁと思ったので」と発言している。
(出典;friend after 3.11 http://www.at-douga.com/?p=3725)
「ありがとうございました」
上杉は2016年2月24日に東電にメルトダウン判断基準マニュアルの存在が発覚した直後の2月27日放送のMXテレビ「淳と隆の週刊リテラシー」番組内で「その間、ずっと信じていてくれた人たちがいたんです。その方たちに、ありがとうございます、と、改めて、感謝だけ。ひとこと言ってくれたら良かったんですよ。そうすれば政府も対応ができたんですよ。福島の方も余計な被曝をしなかったんです、みんな」と発言している。
(出典;https://twitter.com/8mts100hm/status/712564592996536324)
「一度も裏切られたことがない」田原総一朗
「とにかく私は上杉さんと付き合って、一度も裏切られたことがない。とっても信用できる人物です。それから、上杉さんがすごいのは、所謂、体制側、反体制側を問わず、自由に、非常に柔軟性を持って取材をする。この取材力が凄まじい。で、 この、動き。非常に自由に動けるこの機動力が素晴らしい。そこには非常に関心します」
(出典;祝う会スピーチ)
“元上司”から「案外視野が広い」と評される
2016年4月2日の生放送情報番組「淳と隆の週刊リテラシー」に出演した際、番組冒頭にて上杉の“元上司”である鳩山邦夫衆議院議員から「彼はね、案外視野が広いんですよ。目が離れているでしょ、視野が広いんだよ、カメレオンみたいな感じで(笑)」と言われ、番組中盤では蝶々の捕獲が巧かったと評価されている
(出典;生放送情報番組「淳と隆の週刊リテラシー」2016年4月27日放送)
「『今だけ金だけ自分だけ』じゃない」
2016年4月27日のニューズ•オプエドでは原口一博衆議院議員が「東電の発表の嘘を上杉さんずっと追及 したんですよ。それを邪魔した記者がいっぱいいたんですよ。メルトダウンしてるんじゃないかということも、いちばん最初に上杉さんが言って。『いや、違います』と。汚染水を海に流してるんじゃないかと『そんなことありません』と。全部、事実だった、ですね。それを、僕も言われたんですよ。上杉隆と付き合うとお前も嘘つきだと言われるからやめろと。どれだけ言われたか。でも、それでも、(上杉が)『今だけ金だけ自分だけ』じゃないから。みんなが、ああ上杉さんの言うことは本当だ、と。今は証明されましたよ」と発言している。
(出典;インターネット情報番組「ニューズ•オプエド」2016年4月27日放送)
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